VDT症候群
パソコンや携帯、テレビなどのディスプレイ画面のことをVDT といいます。VDT(Visual DisplayTerminal)作業を長時間続けると眼精疲労になりやすく、VDT 症候群といわれています。目の症状をトップに、首や肩、腰、背中、腕など、全身にいろいろな症状がみられます。こうした症状が重なると、疲労が慢性化し、仕事の能率が悪くなります。また、気分が落ち込んで、毎日の生活に張りがなくなるなど、さまざまな悪影響がでてきます。
■ よくある目の症状
物がかすんで見える、見えにくい、目が重い、目が痛い、目が疲れる、まぶしい、涙がしょっちゅう出る、目が赤くなる、目が乾く、物が二重に見える、などです。
■ よくある体の症状
目の疲れがひどくなると、気分が悪くなったり、頭痛がしたり、吐き気がすることがあります。また、首や肩のこり、腰のだるさ、腰痛、背中の痛み、腕の痛みや手のしびれ、などの症状が出てきます。
■ よくある心の症状
目の不快な症状がストレスとなって、イライラ感や、不安感、憂うつ感などを引き起こすことがあります。
VDT症候群の予防法
パソコンで作業するさい、パソコン画面の位置を工夫しましょう。ノートパソコンなら、画面を見やすい位置にもってくるようにしてください。さらに、室内の照明などを改善したり、作業姿勢を正しくしたりすると、効果があります。