アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎は、アレルゲンとIgE抗体という免疫グロブリンが抗原抗体反応をおこし、15分位で充血やかゆみなどの反応がでてくる、即時型(I型)アレルギーでおこります。
まず、スギ花粉などのアレルゲンが目の表面に飛び込んでくると、リンパ球からスギ花粉に反応するIgE抗体がつくられ、マスト細胞(肥満細胞)と結合します。そこへさらにスギ花粉が入ってくると、マスト細胞に結合したIgEと反応をおこして、この情報がマスト細胞のなかに伝わります。するとマスト細胞のなかのヒスタミンなどのケミカルメディエーターが粘膜に放出され、神経や血管に作用し、かゆみや充血をおこします。このとき結膜や目やにのなかに、好酸球という炎症細胞がでてきます。
アレルギー性結膜炎は、充血、目やに、なみだ目といった結膜炎の症状に加え、目がかゆくなるのが特徴です。思わず目をゴシゴシこすってしまうほどのかゆみです。

このような症状は、アレルギー反応の結果でてきたヒスタミンが、神経や血管を刺激するためにおこります。まぶたの裏には粘膜のブツブツ(乳頭)が増え、白目はむくんで、ときにはゼリーをのせたようにブヨブヨと、まぶたからはみだしてしまうこともあります。 花粉症では、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状を伴うこともあります。

アレルギー性結膜炎の治療

スギ花粉症などの季節型アレルギー性結膜炎では、まず抗アレルギー点眼薬を使います。抗アレルギー点眼薬は、I型アレルギー反応をおさえる点眼薬のことです。マスト細胞のなかにあるケミカルメディエーターが、結膜にばらまかれるのを防ぐケミカルメディエーター遊離抑制薬や、ヒスタミンが結膜の神経や血管に結合するのをおさえ、目のかゆみや充血をおこさないようにする、ヒスタミンH1受容体拮抗薬があります。

抗アレルギー点眼薬はほとんど副作用がなく、安全に使うことのできる薬ですが、花粉の飛ぶ量が多いときや目の具合によっては、症状が治まらないこともあります。この場合はステロイド点眼薬を追加します。とてもよく効きますが、副作用として眼圧が高くなる場合があるので、2週間以上点眼薬を継続する場合は定期的に通院し、必ず眼圧をチェックしてもらいましょう。万が一、眼圧が上がっても、点眼の回数を減らしたり中止すれば、眼圧はもとに戻ります。

重症なアレルギー性結膜炎、春季カタル

春季カタルは子どもに多い重症なアレルギー性結膜炎で、特に小学生の男の子に多く見られ、激しい目のかゆみや白い糸状の目やにがたくさんでます。
上まぶたの裏側の結膜には、ちょうど石垣のように見える粘膜の隆起(石垣状乳頭増殖)ができたり、黒目(角膜)と白目(球結膜)の境目がぐるりとはれてきたりします。角膜にも、びらんや潰瘍ができることがあり、かゆみに加え目がとても痛くなります。そのため目が開けられず、学校で授業を受けるのも難しくなることもあります。

潰瘍が治りかけると、その部分に白いかさぶた状のもの(角膜プラーク)ができ、それがちょうど瞳の前にあると光の通り道の邪魔をして、視力が落ちてしまいます。

春季カタルの治療

とてもかゆいとき、目やにが増えたとき、また黒目に傷ができて痛くなったときには、抗アレルギー点眼薬に、炎症をおさえる作用の強いステロイド点眼薬を追加します。またステロイドの結膜下注射や、内服薬などを使う場合もあります。
これらの薬を組み合わせても症状が改善しない場合は、石垣状乳頭を切り取る手術をすることがあります。

現在、いくつかの免疫調整薬が点眼薬として開発されつつあります。今までステロイド点眼薬だけでは効果が不十分だった重症の患者さんも、免疫調整薬を一緒に使うことで症状が早く改善します。効果は期待できるのですが、残念ながらまだ処方できる点眼薬はありません。
※現在、春季カタルに効果のある免疫調整点眼剤ができています。

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